ぽんずlog

日常と好きなもの、とりとめもなく綴る雑記ブログ

「綺麗」と「気味悪い」を同時に味わえる世界

プレステのアクションゲームはやらない主義ですが(シンプルに操作が下手だから)、誰かがプレイしているのを見るのは好きです。夫がNieR:Automata(ニーア オートマタと読むらしい)というゲームを最近始めたのですが、これがまた見ていてなかなか面白いです。

エイリアンが攻めてきて、人間がいなくなった地球。エイリアンが送り込んだ機械生命体と、人間が作ったアンドロイドが生息していて、廃墟と化した世界で戦いを繰り広げている、そんなゲームです。


主人公は、2Bと9Sという、戦闘部隊にいる2体のアンドロイドです。2Bは、淡々としていてクール。9Sは、優しさとどことなく儚さを併せ持った、繊細な雰囲気のアンドロイドです。

どうやら、機械生命体とアンドロイドは、かなり長い間戦っているみたいですね。現実世界でもそうですが、このゲームを見ていて思うことは、どうやら生命が宿っているものが存在する限り、戦争はなくならないようですね。この世に平和や平等なんて存在しないんだ、ってシャンクスも言ってましたもんね(適当)。

大自然とスケール大きめの廃墟たちで構成されたオープンワールド、「綺麗」と「気味悪い」が絶妙にブレンドされた世界観です。一見、「綺麗」と「気味悪い」って、相容れないようにも思えますが、意外と同時に味わえるものなんですよね。これは、ポケモンSVのエリアゼロでも同じことが言えるように思います。戦闘抜きで、ひたすら景色を見るためだけに探検したい、そんな欲求に駆られます。

商業施設の廃墟や、遊園地の廃墟も見られます。特に印象的だった廃墟は、遊園地です。ジェットコースターがなぜか動いているし、花火が永遠に上がっていました。アトラクションも、なんだかイルミネーションのように光っていたり。某ねずみの国のお城みたいな建物が残っていたり。それこそ、「綺麗」と「気味悪い」が交互にやってくる、見ていて飽きない世界です。

9Sが、「賢いって何だろうなぁ…」「仕事って大変ですよねぇ…」などとつぶやいているのが、なんだか気に入りました。アンドロイドなのに、想像の100倍くらい人間らしさが出ていると思いました。9Sの感情豊かな言葉を適当にあしらっている2Bも、ツンデレ感満載で、それもそれで良いです。感情を出してはいけないというルールが戦闘部隊のアンドロイドにはあるらしく、それを2Bは忠実に守ろうとしているのかもしれません。

穏やかに見える9Sですが、機械生命体のことに関しては、やけに見下した言動をしているのも、なかなかに興味深いです。姿かたちは大きく違うとはいえ、機械生命体とアンドロイド、ほぼ変わらないと思うんだけれども・・・。2Bは、口数こそ少ないけれど、それを分かっているような気がするのも、見ていて面白いです。9Sが、機械生命体がアンドロイドよりも劣っている、と強く思う理由・・・なんなんでしょう。

エンディングがどうやら複数あるみたいなので、このゲームの最終目標のようなものがあまり分かっていませんが、引き続き見て楽しめたらと思います。

さて、ポケモン好きの人間がぜんぜん関係のないゲームについて語りましたが、明日はいよいよポケモンSVのDLCの後編が配信されますね。ある程度進めたら、学校通信という名のブログでも書こうかと思います。

ブルーベリーな学校生活、楽しめるといいなぁ。