今月、母が還暦を迎えました。なんだか、「あぁ、それだけの時間が過ぎたんだな・・・」と、決してネガティブなわけではないのですが、少し複雑な心境です。
ふと、私がこの歳になったら、今の母のように元気で過ごしているのだろうか、そもそも、そこまで生きているのだろうか・・・などと思わず考えてしまいました。
母が行ってみたいとのことだったので、今年の4月ごろに予約していた、星野リゾートに行ってきました。界 遠州です。「九州とか、もっと遠くへ足を運ばなくて良さそう?」と聞いてみたのですが、「行きたいところがある」とのことでこちらになりました。
1日目
小田原から新幹線へ乗車
交通手段は新幹線です。小田原からレッツゴー。お昼は駅弁をいただきました。鯵(あじ)の押し寿司、おすすめです。
1時間半ほどで、浜松駅に到着しました。天気は晴れ。
9月も中旬に差し掛かっているにもかかわらず、暑かったです。残暑なんて言葉は似合わない、まだ夏真っ盛りじゃない?といった気温だと思いました。しかし、日差しはなんだか秋を感じるんですよね・・・違和感。
母が行きたいと言っていた、浜松市地域遺産センターへ向かいます。
大河ドラマの展示を見る
2017年の大河ドラマ『おんな城主 直虎』の展示を見に行きました。大河ドラマをほとんど見たことがない私、大丈夫か・・・?と思いつつも、なんだかんだで展示をゆっくり見ていました。主演の柴咲コウさんが着ていた衣装の展示もありましたよ。
施設自体、そこまでの大きさでもないので、1時間程度あれば、ひととおり見て回れるのではないかと思います。混んでもいなかったので、落ち着いて過ごせたのも良かったです。
今回の宿、界 遠州へ
界 遠州へ到着です。今回は、定員2名の茶処リビング付き客室を予約していました。
ロビーがとても落ち着いた雰囲気で好きです。クッションが猫耳っぽくなっているのがかわいいです。
お部屋の中はこんな感じです。
お部屋からの景色。浜名湖が目の前に・・・!遊園地(浜名湖パルパル)も見えます
そして、憧れているものの、「手入れが大変そう・・・」という理由でいまだに買ったことのない鉄瓶が!これでお湯を沸かしただけで、ちょっと丁寧なことをしている気分になれるの、最高です。これでお茶を淹れられるなんて・・・なんだか贅沢。
また、お部屋に茶香炉があり、お茶を飲むだけでなく、香りをメインに楽しめるアイテムが置いてあったのも良かったです。
玄米茶と黒豆茶の2種類で香りを楽しみました。部屋全体でお茶の香りがするのは、「和のアロマ」って感じがしてリラックスできました。黒豆茶が、どう見てもインスタントコーヒーにしか見えなかったのが地味にツボでした。笑
こちらが玄米茶
こちらは黒豆茶(インスタントコーヒーにしか見えない)
こちらは、洗面台とシャワーブースです。このお部屋は、お風呂に浴槽がないタイプです。上の方についていたシャワーヘッドが、あまりにも強そうで笑ってしまいました。
風呂敷にアメニティが入っています
こちらが、強そうなシャワーヘッド
お部屋には、3種類のお茶が置いてありました。「くつろぎ煎茶」「おやすみ煎茶」「おめざめ煎茶」です。急須や湯呑みの組合せがそれぞれ違っていて、それが素敵で感動しました。
チェックイン後、イベントへ参加
ご当地楽というものが開催されているので、お部屋に荷物を置いたら、早速参加することに。複数のお茶を飲み比べられます。お茶に関するお話もいろいろ聞けて、新たな発見があったのも楽しかったです。少しお茶に詳しくなれたような気がしました。
夕食も大満足、ケーキとお花でお祝い
夕食も、本当においしくて幸せでした。一部ですが写真を載せておきます。見ておいしい、食べておいしいは正義ですね。
今回はお祝いの席なので、ケーキとお花が付いているプランにしていました。母がなかなかに驚いてくれたのも良かったですし、何より喜んでもらえてホッとしました。
2日目
朝ごはん、主役は浜名湖汁
朝食の主役は、浜名湖汁でした。あさりがたっぷり入っていて、「万年貧血の私にちょうど良すぎる・・・」となんだか現実的なことを考えてしまいました。笑
焼き豆腐が使われている点が、新鮮に感じました。汁物といえば、私のイメージでは絹豆腐か木綿豆腐なので・・・。あおさを入れて、風味の変化を楽しむのも良いな、と思いました。
茶箱の中に、焼き鮭やおひたしが入っていました。箱の中に茶葉が敷き詰められているの、伝わるでしょうか・・・。
チェックアウト、目的地へGO
朝食後、ラウンジで少しゆっくりしてからチェックアウトしました。お部屋でもお茶を堪能していたのに、ラウンジでもお茶を飲んで過ごしました。最後まで本当にお茶づくしです。
お茶の間のおと、到着
事前にいろいろ調べた結果、ここが雰囲気が良さそう!と思い、行ってきました。店内が本当に素敵でした・・・!
タイミングが良く、他にお客さんがいなかったのもあり、静かにゆったりと過ごせました。カフェスペースに加えて、お茶やアクセサリー、急須などを販売しているスペースもありました。
お茶も和菓子もおいしかった
生菓子は「お月見」という名前でした。とても綺麗で繊細なつくりで、食べるのがもったいなかったです。フレーバーティーとの相性も良かったです。
母は、森の紅茶のカカオティーを注文していました。カカオティーは、チョコレートのような香りも、お茶の香りも両方感じられて、不思議な感覚でした。
お土産はもちろんお茶がメイン
お茶の魅力を存分に味わうことができた旅だったので、お土産は自然とお茶がメインになりました。緑茶の良さも改めて実感しましたが、今回の旅で和紅茶の良さに気づけたのが特に良かったです。
上の写真右下、ななやのティーバッグ7種詰合せですが、パッケージのシールがかわいくて買ってみたところ、中の個包装もかわいくて大満足です。
お茶と和菓子の組合せを楽しみたいので、最中も買いました。急須の形をしている最中です。これもかわいいのでお気に入りです。
まとめ
宿でゆったりしつつ、母の行きたいところにも行けた、とても良い旅でした。これからも母には健康で過ごしてほしいものです。
また、お茶にすっかりハマってしまったので、急須と湯呑みを買おうと決意した旅にもなりました。お気に入りのものが見つかるといいな、と思います。