ぽんずlog

日常と好きなもの、とりとめもなく綴る雑記ブログ

その後ろ姿が好きだった。

学生の頃、吹奏楽と軽音楽をやっていました。音楽がとても好きです。

吹奏楽は中学・高校でずっとやっていて、そろそろ別のジャンルの音楽に挑戦してみたい・・・ということで、大学に入って軽音楽サークルに入りました。

選んだパートは最初はギターだったのですが、あまりにも絶望的に上達しなくて、見事に挫折しました。それでも、そう簡単にサークルを辞めたくなくて。

しばらく考えた結果、選ばれたのはドラムでした(綾鷹風に)。理由は、後ろならあまり目立たなそうだと思ったからです。笑

よくよく考えたら、吹奏楽をやっていたころもあまり音が目立つ楽器を選んでいなかったから、主旋律を弾くような花形のパートがそもそも向いていなかったのかもしれないですね。気づくのがやや遅かった・・・。


・・・そんなわりかし不純(?)な理由で始めたドラムですが、どうやら私には合っていたようでした。

ギターをやっていたころとは比べ物にならないくらい、どんどん上達しているのが自分でも分かりました。そして、バンドを組んで演奏する時間がものすごく楽しくなりました。

ドラムをやり始めてからは時間があっという間に過ぎていったような気がします。


いよいよ卒業ライブ。2組のバンドのドラムを担当。確か、BUMP OF CHICKENと東京事変のコピーバンドだったと思います。

本番、ふと「あぁ、みんなの演奏している後ろ姿を見るのはこれが最後なんだ」と思ってしまいました。うっかり演奏中に泣きそうになりました。

もちろん、社会人になってもスタジオとかを借りて、みんなで集まって練習とかもできますし、有志でのライブ開催もやろうと思えばできます。

けれども、学生のころに見た、楽しそうに演奏しているバンドメンバーの後ろ姿と、楽しそうに演奏を聴いている、サークルのメンバー含めたあの景色が大好きでした。社会人になったら、やはりこの景色を作るのはなかなか難しいです。

この文章を書いていたら、久しぶりにドラムを叩きたくなりました。コロナ禍もあり、約3年は全くドラムに触れていないように思います。

久しぶりに叩いたらマメができるだろうな。あれ痛いんですよねえ・・・。