ぽんずlog

日常、好きなもの、とりとめもなく

【ポケモンSV】パルデアの大穴の冒険を終えた感想。

「ザ・ホームウェイ」のストーリーも終えました。

とても楽しかったのですが・・・同時に少し怖さと、悲しさがありました。いろいろ思うことがあったので、書き残しておこうと思います。

ネタバレを含んでいるかと思うので、まだプレイ途中!といった方は、読むのは避けておいたほうがよろしいかもしれません。

 

「ザ・ホームウェイ」の感想

ネモとペパー、ボタンの3人の他愛のない会話を聞くのが楽しかったです。

ポケモンバトル大好き明るいネモと、「~~ちゃん」が口癖でちょっとお調子者なペパー、内向的だけども頭が冴えてるボタン。「このメンツでどんな化学反応が起きる・・・?」と思いながら進めました。

そしてBGMですが、「人間が入ってはいけないところに来てしまった」という背徳感があると思いました。とても不気味で、最初は「なんかこわいな・・・」と思って音量を下げていました。笑


観測ユニットのロック解除を進めていくうちに、3人の仲が深まっていく感じと、それぞれの言動から心境の変化が窺えて、「あ、私は今、人間関係を見ている」と思いました。

4つ目の観測ユニットに着いたとき、フトゥーの様子がおかしくなったシーンは、ちょっと怖かったですね。ペパーの「・・・んなわけあるかよ」「アレってもう・・・」の言葉に、心が痛くなりました。このときには「なんとなく気づいていたけど、やっぱり・・・」と思っていたのかもしれないなあ、と。

ゼロラボまでの道中の「何かあったらたのむ」も、聞いていて辛かった。いろんな意味を持っている気がして。

ペパー1人でどうにかなる状況ではないのもそうだけれど、実際にフトゥーを目の前にしたときに事実を受け入れられるかどうか分からない、みたいな心境だったのかな、と私は解釈しました。


いざゼロラボに入ったら・・・今までの一連の流れから推測したとおり、そこにいたのはもう本物のフトゥーではなくて。AIを搭載したロボットがいました。「・・・あぁ・・・;;」ってなりました。

タイムマシンを止めるためのバトルを終えた後にペパーたちと合流したのですが、そのときのフトゥーAIの言葉に不覚にも・・・泣きました。生前のフトゥーと、フトゥーAIでは、研究における考え方が微妙に違うところがあったように見えたけれども、息子を想う気持ちは同じだったんだなあ、と。なんだかちょっと安心しました。

ミライドンとの戦いは、だいぶ怖さがありましたね・・・。暴走したAIを止められない様子。フトゥーAIのセリフ、漢字とカタカナとひらがなが混ざったあの不穏な感じは、子どもにはちょっとキツいのでは?とか思ってしまいました^^;


ミライドンとの戦いまで終えた後の会話でも、また不覚にも泣きました。それぞれの立場での心情や、ここまでの状況を慮ったときに。

ペパーに全然会えないまま実は亡くなっていたという事実、ミライドンに父親をとられたように思えて不満だったペパーの心境の変化、息子を変わらず愛していたことがロボットになっても伝わってくるフトゥー、そして途中から何かおかしいことに気付きつつも、いざ現実を目の当たりにしてその事実を簡単には受け入れられないペパーの複雑な心境・・・などなど。



現実世界でも、既にAIが使われているものとかありますが・・・生活が便利になるものは嬉しいし、新しい技術はワクワクするもののはずなんだろうけど・・・暴走したときに止められなかったら怖いですね。

なんだか未来へのメッセージのように思えてしまいます。


未来へ旅立ったフトゥー(AI)が楽しく過ごせていることを願います。それと、ペパーにも幸あれ。


全体を通しての感想

今回の作品、個人的には全体的に笑って泣けるハートフルなストーリーだったのがとてもいいなと思いました。

今までのポケモンジムへ行って、ジムリーダーと戦ってバッジもらって、四天王に挑戦してチャンピオンになるのがゴール・・・とは全然違う感覚です。

複数のストーリーを通して、プレイした人がそれぞれいろんな解釈をして、自分だけの宝物を見つけられるような、そんなゲームなのかなあ、と思います。

アルセウスに続き、オープンワールドなので相変わらず操作面で若干苦労する部分はあるし、迷子にもなりかけますが、とても楽しいです。

どうやら、ここから先は再び各地のジムを回ったりするミッションがあるみたいですが、いったん図鑑完成に向けていろんなところを探検しようかな、と思います。