ぽんずlog

日常と好きなもの、とりとめもなく綴る雑記ブログ

メイク、「まずは楽しむものである」ことがようやく分かってきた

高校時代の同級生で、今は美容部員をやっている友人と、ランチ&メイクについて語る会を開きました。最後に会ったのはコロナの前で、4~5年ぶりでしょうか。とても楽しかったです。

昨年の終わりごろ、『メイクがなんとなく変なので、友達の美容部員にコツを全部聞いてみた』を買ってから、どこか諦めていたり、雑だったりした部分を少なからず反省し、地味にいろんなことを試していました。うまくいかなくてうんざりしたり、これいいかも!と楽しくなったりを繰り返しています。

続編が出たので、それも読んだうえで、「最近、こういう悩みがあって・・・」「ここ数年流行っている、イエベブルべって、そんなに大事なのかい?」といった話をしました。

 

結局、遺伝に勝てる薬も治療もない

突然ですが、私は肌がキレイではない民(クレーターやニキビ跡がそれなりにある状態の肌)です。

もちろん、どうにか改善できないかと、市販のスキンケアや美容皮膚科の治療など、いろんなことを試してきましたが、「結局、遺伝に勝てる薬も治療もないよね」といったお話をしました。

これは匿名だし、顔出ししているわけでもない、この場だからこそ言えるのですが、学生のころからだいぶ肌荒れに悩み、時には心無いことを面と向かって言われ・・・みたいな人生を送っております(さすがにここ最近は言われてないけども)。友人と会ったときは、いくら長い付き合いでも、なんとなくこういった類の話をするのは、ためらわれます。

「メイク以前の問題。スタートラインに永遠に立てない」と思っていたんですよね。今は、それなりに痛い思いをして治療をしているので、多少はマシになっていますが、それでもそんな気持ちになります。マスクがどれだけありがたいか・・・。

美容部員をやっている人たちは、なんだかとても眩しくて、ほぼ例外なくキレイだから、もしかしたら分かってもらえないかもしれない、と若干不安でしたが、いろんな話をしていた中でも、これに共感してもらえたのが一番嬉しかったかもしれません。思い切って話してみて良かったです。

下地とパウダーをサッと塗っただけで、ツヤツヤ卵肌!みたいなクオリティの人、あまりにも恵まれすぎていて羨ましいです。ただただ、羨ましい。

「イエベ・ブルべ」診断結果に囚われるお客さんたち

ここ数年、SNSでも散々見かける「イエベ・ブルべ」ですが、美容部員も気にするところなのかな?と思ったら、それを気にしている感じは、あまりないように思いました。

ただ、最近ものすごく悩むことを挙げてくれました。「私はイエベ(ブルべ)なので、この色しか付けられないんです!」「この色は似合わないんです!」といった、思い込みが激しすぎて、美容部員の提案をまるで聞いてくれない方が増えているそうです。

美容部員は、イエベやブルべにあまりこだわらず、その人の雰囲気や普段使っている色などを聞いたうえで提案をしているので、「どこで診断してもらったのか分からないけど、こういった人がものすごく増えていて、こっちも困るんだよね・・・」と話してくれました。イエベやブルべの診断結果に振り回されているお客さんに、美容部員が振り回されている、といった印象でした。

「あれは、診断してくれる人の主観も入っているし、見る人によっても絶対違ってくるから、思い込みすぎない方が良い」とのこと。美容部員をやっていない人間でも、これは本当にそう思います。

少し調べてみると「黄み肌ブルべ」とか、そんなワードも存在するらしく・・・?え、なんかもう、なんでもありじゃないですか!?必要以上に振り回されてしまうくらいなら、もう好きな色を身につける。それが一番テンションも上がるし、そんな自分を好きになれると思いました。資格を持って、そういう診断を仕事としてやっている人には、ちょっと申し訳ないですが・・・。苦笑

診断自体は悪いことではないけれど、その結果で「この色はダメ!」などと切り捨てるのではなく、あくまで色選びをするうえで失敗しにくくするための手段、あるいは、こういう色味が似合う傾向にある、と自分を理解するための手段として考えると良いのではないかと感じました。

アラサー、初めてコスメカウンターに行く

デパコスがたくさん集まるフロア、たまに行ってはみるものの、コスメカウンターでタッチアップしてもらっている女性陣を遠くから見ている・・・を無限ループしていた私。今回は、美容部員の友人という強い味方がいてくれたので、思い切って行ってみることにしました。

初めてのコスメカウンターに選んだのは、資生堂です。タッチアップしていただいたのは、「エッセンス スキングロウ ファンデーション」です。ものすごくサラサラしている、水のようなテクスチャーのリキッドファンデーションでした。

肌はキレイではないですが、なかなかの色白らしく、提案いただいたのは一番明るい色の、130番と140番です。個人的には、頬のあたりの赤みがよろしくないな、と思っていたのですが、そこまで赤みは出ていないとのことだったので、少しピンクがかった140番を塗っていただきました。

タッチアップの間、「私はどういう心持ちでいればいいのか・・・」と結構ドキドキしていました。今のお肌の悩みを聞いてくださったり、ファンデーションを塗ったので、一緒にリップとチークもやってみませんか?と言っていただいたので、試してみたりと、とても新鮮な経験をしたように感じました。

自分でいろいろ挑戦してみるのも、最近は楽しいと思えるようになってきていましたが、こういった体験も、メイクを楽しめるようになるきっかけに十分なることに気が付きました。

今回、勇気を持って足を運んだコスメカウンター、もし何か他のコスメで気になったものがあれば、ぜひ行ってみたいです。

まとめ

本を2冊読んだうえで、美容部員の友人の見解もいろいろ聞けた、とても有意義な時間でした。それでも、メイクのことで悩みが全く無くなることはないですし、「肌がもともとキレイだったら、どれだけメイクの選択肢が広がったか・・・」と、気持ちが沈むこともあります。

今の肌状態を程よく受け入れつつ、キレイになること、キレイでいることを諦めずに、これからもメイクを楽しんでいけたらいいな、と思えた出来事でした。